株式会社アイザック
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平ひらい井 翔しょうの之さん化学のチカラで解決したい有を無にして自然に帰す自然環境が守られなければ社会の発展は持続できない無色透明な水溶液を熱していくと水分が蒸発して、溶けていた塩がビーカーの底に残る。当たり前の現象ですが、小学3年の理科の実験で初めて目にした時は不思議でしょうがありませんでした。6年生まで担任だった先生は理科が専門で、近くの川に出かけて生息する生き物の生態を調べたり、そんな特別授業が僕は大好きでした。大学で専せう攻したのは「環境応用化学」。薬などに用いられる天然成分を人工的につくり出す研究を行いました。製薬に必要となる自然界の物質を化学的に合成してつくることができれば、自然環境に影響を及おぼすことなく安定供給が可能になります。 人間が生きていく上で必要な生産活動を、化学のチカラによって解決すること。実はこの考え方、あらゆる産業廃棄物を安全に処理するこの仕事にも共通しているのです。んこ よ お  車、家電、スマホなど、生活を便利にする工業製品をはじめ、衣料品、食品、医薬品など衣食住に関わる様々なものが毎日、大量に生産され、消費されています。その一方で、生産過程で不要となった化学物質や、使用済みの廃油、廃液などが大量に残ることになり、それらはタンクローリーに詰められ、県内だけでなく遠く県外からも続々と運ばれてきます。タンクの内容物に間違いがないか、色や匂にいをチェック。さらに試薬を用もちいたり、成分を検査して、焼却処理、化学処理、混こんり練ね処理、生物処理など適切な方法によって無害化し、安全に廃棄処理を行います。この仕事で味わえるのは、教科書に書かれていた情報を、自分の五感を通して理解できるリアルで壮そうい大だな化学体験。それを積み重ねることで、社会から求められる重大な責任をより確実に果たせると確信しています。いろんなことに興味を拡ひろげよう今はスマホを使っていつでもインターネットで検索できる時代。テレビを見ながらでも、知らないことを調べてみると理解が深まり、そこから興味が広がることもあります。スマホは知識を増やすための便利なツール。面倒くさいと思わず、いろんなことに目を向ける習慣をつければ、普段の生活も楽しくなって、将来の自分の可能性がもっと広がります。一般・機能性段ボールの製造・販売、産業廃棄物の中間処理、廃棄物発電設備など地球環境との共存と社会の発展に貢献できる事業を展開しています。株式会社アイザック〒937-0816 魚津市大海寺野1181Tel. 0765-24-6000URL https://www.izak.co.jp/ ■代 表 者 代表取締役社長 石﨑 大善■創    業 1953年 ■従業員数 475名(26歳)出身校:富山市立堀川中学校、富山県立富山南高等学校株式会社アイザック環境事業本部 生産部 生産管理課産業廃棄物処 理

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