砺波工業株式会社
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I 9 ■京田 健晟さん現場に残す最初の足跡メンター制度醍だい醐ご味み。「しばらく休んでリフレッ張って植物を植しょく生せいしたり、豪雨による洪水に備え、河かせん川を拡かくく幅ふし堤防を補強する護ごがん岸工事など、自然災害から守る工事に始まり、そして、新幹線のき橋ょう脚きゃやく浄水場の整備など、生活基盤を新しく整備する仕事へと広がってきました。一つ現場が終わると新しい仕事への挑戦が始まります。人に指示されて動くのではなく、自分の判断で現場を動かせるのが監督という仕事のシュしたら?」と言ってもらえるのは嬉しいですが、次はどこの現場か、そしてどんな人たちと一緒に仕事ができるのか待ち遠しくなります。頑がんじ丈ょうなコンクリートも、風雨にさら小さい頃、近くに住んでいたじいちゃんの家にしょっちゅう遊びに行っていました。じいちゃんは土木の親おやた方かをしていて、測量機器や仕事道具が置いてあり、遊びがてら使い方を教えてくれました。いつも「行ってくるね」と言って仕事に出かける作業着姿のじいちゃんはすごくカッコよくて、目を閉じると優しかった笑顔が瞼まぶたに浮かびます。今、僕が高所作業車に乗って作業をしているのは、北陸自動車道を支えている高こう架かき橋ょうの下。補修を終えたコンクリートの壁面をチェックしています。され年月を経ると、内部に水や塩分が浸透し、中の鉄筋が腐ふしく食ょしてコンクリートが劣れっか化してきます。放っておくとボロボロになってしまうため、定期的に検査し補修を行う必要があるのです。ウォータージェット(超高圧水)で、劣化したコンクリートを斫はつり、露あらわになった鉄筋を補強し、モルタルで埋め直し、表面に特殊な塗装を施ほどこして仕交かわされる言葉の節ふしし々ぶはわかりま上げます。それぞれ工程ごとに専門の職人さんが入るので、支障なく仕事が進められるよう段取りし、作業を指示するのが監督の役割です。高校で少し勉強したので、現場ですが、作業員さんから質問されると答えに窮きゅうするときもあります。しかし、新入社員でも、会社のユニフォームを着て現場に立てば‘現場監督’。あいまいな返事はできません。上司に連絡をとり、相談してから回答し、結果を報告する「報連相」を繰り返すことで理解でき、現場の流れが見えてくると、どんどん楽しくなってきました。 初めて現場で経験することはすべて勉強。安全管理の日報や工事車両の使用許可書、工事の進し捗を写真に記録し、役所への提出書類を作るのも監督の仕事です。覚えることはたくさんありますが、一つ一つが工事を安全に進めるために欠かすことのできない実じつむ務。今のうちに慣れておけば、次の現場でも役に立ちます。もうすぐ自分は二十歳。やりたいことは一杯ありますが、監督として一人前になることが第一目標。道のんちょくりは長いですが、これからどんな経験ができるか楽しみです。入社一年目の間、年の近い先輩社員と1対1で面談をする制度で、月に一度は食事をしながら行います。面談の内容は仕事の相談から趣味など幅広く、食事をしながらなのでとても話しやすいです。食事代、代行代は会社で負担してもらえるので、月に一度のご褒美でもあります(笑)。OYGOKMANOT1202ETONARUKAS将来にわたってインフラ(社会基盤)を維持していくために、若い土木技術者を育成していくことが大きな使命です。高校時代に二級土木施工管理技士の学科試験に合格。3年間の実務経験を経て実地試験に挑戦します。

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