砺波工業株式会社
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監督見習から卒業“現場”が生きがい現場の主役たちを応援し最高のパフォーマンスを引き出す入社して6年の間、病院、介護施設、保育所、体育館、工場、事務所などいろいろな建物の新築工事や改修工事に携たわりました。工こき期が1年以上にわたる大きな現場が多く、現場管理のイロハを先輩監督のもとで覚えてきました。そしてついに、現場責任者を初めて任されたのが、この会社倉庫の増築現場。これまでと違って工事の工程も自分で決め、施せ工図を描いて、職人さんに作業を指示しなければなりません。すべて自分で判断することに大きな責任を感じますが、自分の思い描いた通りに工事が進み、建物がカタチになっていくのは快感。慎重に慎重を重ね、人手が足りないときは資材の搬は入や職人さんの手てと元(手伝い)も買って出ます。完成時の検査は緊張しますが、無事、竣工したら「自分がつくったんだ」と胸を張りたいですね。ずさもこうずう6んにゅう僕が大切にしているのは、工事に協力してくれる職人さんたちとのコミュニケーション。建築現場では、*墨すみ出しに始まり、鉄筋、型かたく枠わ、鉄骨、コンクリート、左さかん官、屋根、建たてぐ具、外壁、内装、外がいう構こと工事が続き、その他にも足あしば場やクレーンなど専門の職人さんが必要不可欠。休憩の時も会話の中に積極的に入っていきます。久しぶりに顔を合わせる職人さんから、「最近、“現場”行っとるんか?」って聞かれるのですが、ここで言う“現場”とは、僕が好きなアイドルグループのイベントのこと。缶コーヒーを*墨出し …設計図に基づいて、現場で建物の基準線を記すこと片手に、いつも現場の話で盛り上がります(笑)。建築現場ではいろんな“職人の技”を見ることができ、思わず見とれてしまうこともあります。職人さんたちに思い切り腕を奮ふるってもらうことが監督としての役目。現場を盛り上げることが重要な仕事なのです。仕事は自分の意志で選ぶ現場監督という仕事柄、建設に関係した仕事はたくさんあって、それぞれ大変さも面白さもあることを知りました。仕事は実際に見て、体験してみなければわかりません。会社の場所や給料、休日なども大切な条件ですが、最も重要なことは自分の意志で選び、他人の意見に流されないこと。そのためにも自分の目で確認し、可能な限り、実際の仕事に触れてみてください。出初めの会  正月明け仕事始めの日に全社員が集まり、前年の優秀者が表彰されます。今年も頑張っていこうと社員の気持ちをひとつにする毎年恒例の大切な行事です。冨とみなが永 啓けいい生さん(24歳)出身校:富山県立高岡工芸高等学校建築現場監督砺波工業株式会社建築部 二級建築士

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