東振グループ
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14oV3202ETON.lARUKAS現在は、コンピュータ制せいょ御ぎの工作機械を操作しているので、プログラミングも覚えないといけません。機械の速い動きに最初は戸とまど惑いながらも少しずつ慣れていき、自分一人でたくさん加工ができるようになると、楽しさを感じるようになりました。車には夢があふれています。近い将来、手に入れて自分好みにカスタマイズしたい車もあります。どんな仕事でも大変なことの方が多く、辛つらい時もありますが、僕の場合、追い込まれた時こそ謎なぞに自信が湧わいてくるのは昔から。きっとそれは、苦労を味わったその先に、楽しみがあると信じているからなんです。際ぎわも加工精度も良くなる感覚は、ス今でも思い出すのは高校時代、野球部の紅白戦でエースピッチャーと投げ合ったこと。試合は負けてしまったけど、キレキレのストレートが決まり、バットに当てさせませんでした。球速はそんなに速くないけど、回転数の落ちない伸びるストレートが僕の持ち味。ねらい通り、キャッチャーが構えたミットに向かってボールが一直線に吸い込まれると爽そうい快かな気分でした。野球は小学校からやっていて大好きでしたが、それ以外のことも身につけたくて、小松工業高校に入学しました。機械加工、溶ようつ接せ、電気、プログラミングなど、ものづくりのスキルをいろいろ学んだ中で一番面おもろ白しかったのは「旋せんん盤ば」。回転させた金属材料に刃物をあてて切せっく削さする工作機械ですが、練習すればするだけ手てポーツと同じで好きになりました。初めてこの会社に見学に訪れた時、高校の機械実習室にあったのと同じ普通旋盤を操作して部品を切削奪うばわれました。それもそのはず、僕する様子を見ましたが、そのスピード感はまさにプロフェッショナル。造っている部品の形状は様々で、繰くり出される神がかりなスキルに目をが見たのは、「特級機械加工技能士」という最も高度な資格を持つ技能者。この工場にはコンピュータ制御の高性能な工作機械がたくさんありますが、少量で高い精度が要求される部品を加工するときは普通旋盤を使います。新入社員の僕はまだ足元にも及びませんが、機械加工の基本を学ぶために、この普通旋盤を使って加工手順を覚え、金属材料を回転させるスピードやバイト(刃物)を押し当てる加減などを身かだ体に叩たき込むのです。最初は要ようょ所し要所の確認をし忘れ、失敗しましたが、今では抜かりなく、100分の1ミリの違いも許さず、ねらい通りの寸法に仕上げられるようになりました。旋盤で加工する相手は、毎回その形を変えて勝負を挑いんできますが、マウンドに立てば自分を信じて直球勝負するのが僕らしさ。この仕事でエースナンバーを狙ねいたいと思います。■本村立来さん自分との直球勝負らどらた 立来とは保育園から高校までずっと同じ。高校時代はお互いピッチャーとして教え合い、励まし合ってきました。自動車をはじめ、安全と性能を保証する製品は、部品に絶対的な信頼が求められ、その部品を造り出す工作機械には、究極の技術がつまっています。高精度CNC心なし研削盤、低騒音型ベーンポンプの開発・設計・製造。ベアリング組込用各種ローラー、精密ピン・シャフト類の製造。東振グループ[株式会社東振テクニカル] 〒923-0061 小松市国府台5丁目1番地1 Tel. 0761-47-4222[株式会社東振精機]  〒923-1121 能美市寺井町ハ18番地   Tel. 0761-58-5222 URL https://www.tohshin-inc.co.jp■代 表 者 代表取締役 中村 翔太■設  立 昭和31年  ■従業員数 690名

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