株式会社トランテックス
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信頼と安全を守る仲間たち疑いの目が完璧をつくる自らを疑わずして絶対的な信頼は生まれない久くぼ保 真しんいち一さんクが並ぶ工場内を見て回りながら、検査チームの一人ひとりに「ありがとう」と声を掛けます。トラック1台、およそ600項目におよぶ検査箇所を1チーム3人でチェックしますが、小型でも1時間近く、集中力を切らさず全てを確認する仲間たちに敬意を払わずにいられません。ボルトも1本1本、緩ゆみがないかハンマーで叩たいて打だおん音の違いで判断。電気配線は規定通り固定されているか、カーが正しく貼られているか、ボデー、床下、運転席、外から見えないところも全て検査します。たとえ仕しう様通りになっていても、使い勝手が悪ければトッパーの取り出しがし易いか、手を触れたときにケガをしないか、使う人の目線で考え、小さなことでも容よゃ赦なくイエローカードを出します。うちょう工こ長になって2年、完成したトラッ塗とう装面にムラやキズがないか、ステッんと検けう討が必要。工こぐ具箱の開閉やタイヤスうよそたるうしトラックのボデーは荷物を載せるだけではなく、お客様の期待とこだわりを表現する、走る広告塔。デザインを施ほどこしたキラキラ輝く冷凍バンの扉や足回りのサイドガードなど、その美しいボデーには思わず見とれてしまいます。納車を心待ちにしているお客様を思い浮かべると、検査をしていても楽しくて、自分のことのように嬉しくなります。こんな素晴らしいトラックボデーを作り上げる現場の仲間たちを誇りに感じつつも、検査課は“疑ってかかる”のが仕事。万が一の不備を見つけ出すことが私たちの手てがら柄になります。5つの検査チームと品質保証の書類を作成するスタッフは信頼を置ける仲間たち。しかし、最終的な判断を下すのは工長の自分です。各おのの々おの責任を果たす仲間を信じ、常に厳しい目で見極めることが、お客様の信頼につながるのです。資格や経験は若いうちに資格は、必要になった時に取ればいいと思っても、そのために時間を取るのは簡単ではありません。私の場合、若い時に取得した車の大型免許が今の仕事に大いに役立ちました。また、学生時代に経験した接客のアルバイトも、人と接する上で勉強になりました。好き嫌いや興味があるなしに関わらず、時間がある時にいろんなことに挑戦しておくと、将来役立つこともあります。(44歳)出身校:野々市市立野々市中学校、石川県立鶴来高等学校各種トラックボデー(車体)の開発・設計・製造・販売を一貫して行い、現代の物流システムをサポートしています。株式会社トランテックス〒924-8580 白山市徳丸町670番地Tel. 076-274-2806URL https://www.trantechs.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 原田 泰彦■設  立  昭和5年■従業員数 1,280名品質保証検査株式会社トランテックス品質保証部 検査課 工長

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