株式会社吉田倉庫
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ハンドルを握る幸せ好きだから飽あきない自分が選んだ好きな道をどこまでも走り続けたい小こぼり堀 徹とおる朝、必ず行うのはトラックの点検。タイヤの状態やオイル漏もれがないかなど自分の目で確認し、飲酒チェックを行って、荷物を引き取りにお客様のところに向かいます。フォークリフトを使って、パレットに積んである荷物をトラックに積み込むのですが、積み方を考えないとスペースが足りなくなるので、カンではなくメジャーで正確に測り、計算して積んでいきます。荷にず崩れしないよう、しっかりベルトで固定したら、いざ目的地に向けて出発です。向かうのは中京方面。翌日は違う荷物を積んでまた戻ってきます。今乗っているトラックは空調設備も完備され、足を伸ばして横になれるので仮眠も快適。運行中も車間が詰まると衝突防止のセンサーが働き、安全運転をサポートしてくれます。長距離を快適にドライブできて、乗り物好きの私には、まさに天職です。越えちん前ぜの山道を走り抜け、坂道を下っていったとき、右手に見える敦つるが賀の海岸線が好きですね。長年、走り慣れた道でもその風景は格別。潮風を感じながら、快調にアクセルを踏みます。漁師町に育った私は小さい頃、よく近所の漁師さんの船に乗せてもらいました。刺し網あみり漁ょうの手伝いをして、もらって帰る採とれたての魚に喜ぶのは母親で、私はただ船に乗せてもらいたくて手伝いに行っていました。私の父親は船乗り。自分も飛行機以外、乗り物が大好きで、10代で小型トラックに乗り、20代半ばで大型の免許を取って、長距離ドライバーとして全国いろんな所に行きました。そしてお金が貯まったら、好きな車を買って乗る。それが楽しみでした。休みの日には一日中愛車を磨いています。歳をとってトラックに乗れなくなったら、今度は船に乗りたいと思っています(笑)。物欲はあったほうがいいれた時自分の若い頃は、誰もが車に憧代。働いたらお金を貯めて、いい車に乗るというのが夢でした。今の時代は、他にも楽しいことがたくさんあり、簡単に手に入るので、車に興味を持つ若い人は少ないようですが、欲しいものを自分で買うことを目標にして頑張るのも決して悪くはないと思います。物欲も自分をやる気にさせる大切なモチベーションの一つです。発祥は明治時代の個人銀行。温度・湿度調節できる倉庫を有し、北陸の物流拠点としてセンター事業にも取り組んでいます。株式会社吉田倉庫〒921-8044 金沢市米泉町7丁目27番地2Tel. 076-241-3181URL http://www.yoshidasouko.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 吉田 茂平■創  業 明治33年 ■従業員数 130名 (48歳)さん出身校:志賀町立富来中学校、石川県立柳田農業高等学校あこが  く13トラックドライバー株式会社吉田倉庫運行課

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