株式会社小松電業所
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自分の手でつくる楽しさ未来に向けた土台づくり何でも全力で取り組む自分の描いた未来予想図は経験がプラスされて完成しますまじめ 「ロボコンは本当に大変やぞ!」 という先生の言葉通り、高3の夏休みは毎朝8時から学校の実習室に籠り、時間を忘れて夢中でロボット製作に取り組みました。自分達で思い描いた設計図をもとに、旋盤、ボール盤、レーザー加工機を駆く 使し、部品を一つひとつ作って組み立てるのは、楽しくてしかたありませんでした。授業中も頭の中はロボコンで一杯。こっそりアイデアを書きとめた「ロボットノート」 は3冊にもなりました。小学生の頃、友達の多くが流は 行りの電子ゲームで遊ぶのを横目に、僕はおじいちゃんと木箱に釘を打って作った「ピンボールゲーム」で遊びました(笑)。他にも竹とんぼや弓矢を作ったり、よくマンガも描きました。今になって思えば、自分で工夫しながらモノを作る楽しみをその頃に教わったのかもしれません。えがせんばんくぎこもがいそう800トンの力でプレスされた鉄の板は、丸みをおびた立体に形成され、建設機械の外装カバーの原型ができます。その内側に補強パーツや扉を取り付けるヒンジを溶接するのが僕の担当。溶接ロボットに動きを覚えさせれば、同じ仕事を自動でやってくれるのですが、ポイントがずれないよう溶接するパーツを正確な位置に固定させることが重要。「治じ 具」という固定装置が製品の善し悪しや作業の効率を決めます。将来は、設計の仕事につきたいと思っている僕にとって、溶接を通して学ぶところはたくさんあります。実際にいろんな「治具」を使いながら、改善点やアイデアを設計に反映させることが出来るのです。入社して1年。持ち場を任せても   やぐし くた取材協力らえるようになったことは、まだ一歩にすぎません。自分の将来の姿を描きながら、足元の仕事をしっかり身につけていきたいと思います。 ほきょうようせつ中学の時は美術部。真面目にデッサンの練習をしたことで、観察力が身につきました。高校時代、バドミントン部での成績は大したことはありませんでしたが、真夏でも体育館を閉めきって行うキツイ練習に、自分でもよく耐えたなと思います。結果がどうであれ、全力で取り組んだことに悔いは残りませんし、間違いなく自分の実になっているはずです。That's天 職16か のしょうた建設機械・鉱山機械のエンジンフード、サイドカバーなど外装部品及び燃料タンク、ヘッドカバー、運転席ユニットなどの製造。株式会社小松電業所〒923-8588 小松市国府台5-20Tel. 0761-47-8888 URL http://www.dengyosho.jp ■代表者■創  業 ■従業員数 代表取締役社長 塚林 幸作 昭和23年390名建設機械溶  接株式会社小松電業所製造部 溶接課 外装班 半自動溶接専門級さん出身校:加賀市立片山津中学校、石川県立大聖寺実業高等学校加野 翔大(20歳)

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